おでこのシワにボトックス注射が効果あると聞くけれど、失敗されて吊り目になるという危険性も噂されています。
それでもシワが綺麗に消える効果を求めて多くの人がボトックス注射を打っているようです。
これからボトックス注射を受けようと思っている人は、リスクをしっかり熟知してから治療を受けるようにしましょう。
ボトックス注射ってなに?どうしてシワが消えるの?
ボトックス注射とは、ボツリヌス菌から抽出したタンパク質(ボツリヌストキシン)を注射し、筋肉を麻痺させる注射です。これを注射すると、顔の表情筋によってできる表情じわを目立たなくさせたり予防できる効果があります。
どんなシワに効く?ヒアルロン酸注射との違いは?
ボトックスは筋肉を動かす神経に働きかける注射です。そのため、笑いじわや眉をひそめるとできるような眉間のシワなど、表情や顔の動作によってできるシワにはボトックスが有効です。
逆に無表情の状態でもくっきりと刻まれているような深いシワ(ほうれい線や目の周りなど)には、ボトックスは不向きなので、こうした深いシワには皮膚を膨らますためのヒアルロン酸注射が向いています。
ボトックスの効果はどのくらい?症例画像をチェック
ボトックスの症例写真は、さまざまなクリニックのホームページに掲載されていますし、ネットでもいろいろな人が投稿しているので、検索するとすぐに見つけることができます。
ボトックス注射を受ける前に、事前にネットで検索して様々な写真を目にしておくことをお勧めします。
今回はインスタグラムに公開されているものを集めてみました。
みなさん、つるん!としたおでこに生まれ変わっていますね。
ボトックスは打った直後から数日~1ヶ月かけて表情に変化をもたらしていきます。
筋肉に働きかける注射なので、その動きを止めることでシワを作らないようにするのです。
他にもいろんな症例写真をネットで見ることができるので、自分のシワの状態に一番近い人の写真を見つけて、ちゃんと効果が出ているかどうかを事前にチェックしてみましょう。
ボトックスで吊り目になるってほんと?
ところで、今紹介したインスタのボトックスの症例写真ですけど…
こんなことを書いたらクレーム来るかもしれませんが、よ~~く見ると、おでこのシワも消えてるけど、なんとなく眉毛が全員上がってしまったようにみえませんか?
とくに2つ目に紹介した静岡中央クリニックと書かれた症例写真だと、眉毛が異常に上がっているように見えるんです。
たしかにおでこは綺麗になっているんだけど、こんなにも眉毛が厳つく上がると、怒ったような表情に見えてしまいます。
これって、成功なのかな?私ならおでこよりもこの眉毛や目の変化を気にしてしまいます。
受けた本人が満足しているならそれでいいんですけどね。
そこで、ボトックス失敗例を調査していたら、こんな失敗例コラムを見つけました。
自由が丘クリニックのボトックス注入指導医、古山登隆医師のコラムです。
https://jiyugaokaclinic.com/column/column02/
このコラムによると、ボトックスで失敗すると吊り目や上がり眉になっちゃうみたいですね。
※画像は自由が丘クリニックのコラムより引用
この画像を見ると、おでこのしわへのボトックスで失敗した例として、吊り目や上がり眉毛になってることが説明されています。
こういう失敗例を見ると、安易に受けるのは怖いですね。
そして、コラムの真ん中あたりの内容に目が丸くなりました。
なんと、ほうれい線への失敗例として、この古山医師自らが、自身の顔にボトックスの失敗例をほどこし、それを症例写真として掲載しているんです。
ひょえ~…体張っててすごい…
だって、古山医師はもともとこんなにダンディな医師なんですよ~
※自由が丘クリニック公式サイトより引用
みんなにボトックスの失敗例を理解してもらうためとはいえ、自分の顔にそれをやっちゃうあたりがヤバいですね。
それでも、失敗後でもそれをうまく散らす方法や解決方法などが説明されているので、もしボトックスを受けるならこの自由が丘クリニックの古山医師にやってもらいたい!って心底思っちゃいますね。
吊り目になっちゃったらメイクやマスクで隠せるレベルじゃないし。。。
ボトックスはちゃんとしたクリニックで、ボトックスに詳しい医師にやってもらわないと、失敗したときのリスクが大きいです。
ボトックスで失敗されたら一生顔がこのまま…?
ボトックスでもし失敗されたら、顔がず~っとそのままになっちゃうのか?と心配になっちゃいますが、実はボトックスは3~6ヵ月で効果が消失します。
つまり、成功や失敗を問わず、3ヵ月~半年すると元の顔に戻るんです。
もしボトックスの注射に成功しておでこのシワが綺麗に消えたのなら、ず~っとその効果が持続してほしいですよね。
消えちゃうと思うとなんだか惜しい…。
逆に失敗されてもとりあえず一時的に我慢をすれば、また元に戻りますので、そう考えるとまだ少し気が楽になります。
つまり、自ら体を張った古山登隆医師は、半年間はこの顔で生活していたことになります。
もとに戻ることが分かっていたからこそ、自分の顔に失敗例として手を入れたのでしょうね。
ボトックスはこわい?ボトックスに変わる他の方法
ボトックス以外の方法でおでこのしわを消したい人は、他の方法に頼らなければなりません。
ヒアルロン酸注射が次の候補として選ばれるでしょう。
ヒアルロン酸注射はシワの溝に合わせて注射をすることでぷっくりと膨らませてシワを目立たなくするものです。
しかし、筋肉をうごかした時にできる表情ジワは、筋肉で表面の皮膚が持ち上がったり寄れたりしますので、結局笑ったり驚いたりなどの表情筋の動きでシワができてしまいます。
また、鍼灸治療などで受けられる顔の鍼治療(美容鍼、美顔鍼)もボトックスの代わりとして人気です。
ボトックスのような直接的なシワ取り効果というよりも筋肉の「ケア」に近いようなものですが、失敗や副作用が怖いためにボトックスを避けている人にとっては、第二候補として選ばれているようです。
しかし、美肌効果やリフトアップ効果でのアンチエイジングはできそうですが、シワに対してボトックスほどの効果があるとは言えません。
ひとつのケアとしての位置づけで受けるようにしましょう。
まとめ
ボトックスは、シワの原因となる筋肉の動き自体を麻痺させて止める注射です。
おでこのシワや眉間のシワには大変人気のプチ整形ですが、きちんとリスクや失敗例も理解した上で受けるようにしましょう。