顔のたるみ治療を受けるなら、今はメスや糸を使わずにハイフ(HIFU)という技術でフェイスリフトが可能です。リフトアップをしたいけれど手術などに抵抗がある人や、手術跡や腫れなどダウンタイムがある施術は受けられない人でも、ハイフ(HIFU)なら大丈夫です。
では、この最新治療であるハイフ(HIFU)について探っていきましょう。
HIFU(ハイフ)ならウルセラとダブロ、ソノクイーンのどれがオススメ？何が違うの？
ハイフ(HIFU)とは？
ハイフ(HIFU)とは、High Intensity Focused Ultrasoundの略で高密度焦点式超音波システムとも呼ばれています。超音波を特殊なフィルターで1点に集めて体の組織に照射をしていく技術です。
イメージとしては、小学校の頃に理科の実験で行った「太陽の光を虫眼鏡で集めて紙を焦がす」といったものに似ています。これは光を１点に集めることで熱エネルギーに変えたものですが、超音波も光と同じように1点に集中させることで大きな熱エネルギーを生じさせることができます。
この原理を応用したものがハイフ(HIFU)で、肌の上から狙った深さに高密度な超音波を1点に集めてショット打ちし、狙った層に熱収縮を与えることができます。
肌の表皮や他の組織にダメージや傷をつけたりすることなく、狙った深さにダメージを与えることができるので、フェイスリフトに有効な層へ狙い撃ちが可能です。
ハイフ(HIFU)ならメスを使わずにフェイスリフトが可能！
これまで、たるみ治療（リフトアップ）といえば、メスや糸を使ったフェイスリフト手術が一般的でした。これは、肌の奥のSMAS筋（スマスきん）と呼ばれる土台の層を引き上げるメスや糸で引っ張り上げて、たるみを取っていくものです。
こうした手術は傷が回復するまでのダウンタイムが長くかかり、痛みや患者への負担が大きいものでした。
しかし、ハイフ(HIFU)技術が登場してからは、肌を切らなくてもSMAS筋に直接的に熱収縮を与えることが可能となり、メスを使わずに今までのフェイスリフト手術と同等の効果が得られるようになりました。
ハイフ(HIFU)で、高密度超音波エネルギーがSMAS筋に当たると、熱が生じてSMAS筋が熱収縮によりキュッと縮まります。
その結果、SMAS筋がピンと張り、顔のたるみを引き上げることができるのです。
ハイフ(HIFU)のリフトアップ効果はどれくらい？持続性は？
HIFU(ハイフ)のリフトアップ効果には即時効果と遅延効果の2つあります。
まず、即時効果として、施術直後~2日後あたりにSMAS筋の熱収縮によるリフトアップ効果が実感できます。
そしてその後、ダメージを受けた細胞が修復しようと創傷治癒効果が得られ、肌内部でコラーゲンが多く分泌されるようになります。施術後しばらくしてから肌にハリと潤いが生まれ、遅延効果を実感できます。
リフトアップ効果の持続は初回が一番短く3~4週間の持続とされています。しかし、回数を重ねるうちに持続性が増し、5~6回受けることで半年～1年持続するようになります。
最初は数週間ごとにうち、何回か受けたあとは半年～1年のメンテナンスとして受けると効果的でしょう。
ハイフ(HIFU)のダウンタイムはどのくらい？
ハイフ(HIFU)は、肌の表面を切ったりしないのでダウンタイムはほぼありません。
当日に少し赤みが出たり、熱をもったりすることがある程度です。また、翌日に筋肉痛のような顔のだるさや重さを感じることがありますが、数日で回復します。
ハイフ(HIFU)はどれくらい痛い？
ハイフ(HIFU)の痛みは、使用する機器によって大きく異なります。
骨に刺さるような鋭い痛みや苦痛が強いられるものもあれば、痛みが10分の1くらいのものもあります。
ハイフ(HIFU)が登場した初代機器は「ウルセラ」でした。ハイフ(HIFU)といえばウルセラと言われているほどに話題になったマシンですが、痛みが強いことや末梢神経を傷つけてしまう事故なども報告されたこともあり、「HIFU＝痛い」というイメージが定着しています。
しかし、最近は次々にハイフ(HIFU)機器が登場しており、圧倒的に痛みが軽減し、安全性も高まっています。
痛みが少なくい次世代型HIFU機器としては「ソノクイーン」「ダブロ」などが有名です。
多くのクリニックでも導入されているので、ぜひチェックしてみましょう。
ハイフ(HIFU)はこんな人にオススメ
・フェイスラインやほほのたるみの気になる人
・ほうれい線が気になる人
・メスや糸を使った手術は抵抗がある人
・ダウンタイムがある手術は受けられない人
・なるべく痛みのない治療を求めている人
ハイフの詳しい種類については下記の記事をご確認下さい。
HIFU(ハイフ)ならウルセラとダブロ、ソノクイーンのどれがオススメ？何が違うの？
まとめ
これまで、たるみ治療はメスや糸を使用したフェイスリフト手術が主流でした。逆に言えば、メスや糸を使わない治療は肌の潤いは感じられてもリフトアップ効果は劣るとされていました。しかし、ハイフ(HIFU)が登場したことで、メスを使わなくてもフェイスリフト効果が得られ、リフトアップ治療に大きな革命をもたらしました。リフトアップ治療に興味はあっても、今まで手術が怖くて諦めていた…という人はぜひハイフ(HIFU)を試してみてくださいね。
