一度しわができてしまうと、自力で消すのは困難です。美容クリニックでの注射などに頼らないと、刻まれたシワをなくすことってやっぱりできないんですよね。でも、まだまだ浅いシワや急激に最近できたシワといったシワなら、マッサージである程度のレベルまで改善することができるんです。
表情ジワには医学的根拠のあるマッサージが大切
マッサージは表情ジワの改善にかなり有効な手段です。
習慣にして毎日行うことで、1年後、2年後の顔に今の若さを維持できるという明るい未来が待っています。
リンパの流れや脂肪と表情筋の構成を理解し、皮膚の下にある血液やリンパ管、筋肉や神経を上手に刺激すれば、表情ジワ軽減効果が期待できます。
・表情筋をストレッチ
・皮下組織の衰えを防ぐ
目立たないような小じわや、たるみかけたばかりのまだ浅いほうれい線などは、マッサージするだけでかなり改善することができます。「本当に!?どれくらい変わるの!?」と、疑いと期待の気持ちが芽生えた人は、ぜひご自身の写真を撮ってから、マッサージをスタートしてくださいね。本当に細かい小じわとかが目立たなくなります。
※注意※我流のマッサージは厳禁!シワが増える危険性大
間違ったマッサージをすると、逆にシワが増えてしまいますので要注意です。
ここでいう間違ったマッサージとは、骨格と筋肉、脂肪の流れを無視したマッサージのことです。
ここで紹介するマッサージは、リンパの流れや表情筋を意識した、基本的なフェイシャルマッサージです。我流のアレンジを加えたりすると、それらの理論が変わってしまうことになるので、基本通りしっかりマスターしてください。
美容専門化チームが推奨!自分でできる表情ジワ改善マッサージ
さっそくマッサージ方法をみていきましょう。
今回はわかりやすくイラストにまとめてみました。
準備
・髪はヘアバンドなどでキュッと上げておでこまでしっかり出しておきましょう。
用意するもの
・ベビーオイル
・マッサージオイル
・マッサージクリーム
など
手の平にオイルやクリームをつけた状態でスタートします。途中で乾いてきた時は、適度に足しましょう。
1.おでこからスタート
おでこが狭い人は手の平ではなく、人差し指・中指・薬指の3本の指の腹を第二関節まで広く使いながら行いましょう。力加減は、犬の頭をなでるくらいの圧です。前頭葉が撫でられて心地がいい感覚を覚えましょう。
次に、人差し指・中指・薬指の3本の指の腹を、第二関節まで広く使いながら螺旋を描きます。
向きに注意:イラストの矢印どおりに螺旋を描いてください。眉間部は下から上向きにスタートです。回数は5~10回です。
2.目のマッサージ
中指の指先を使い、痛きもちいい程度の圧でストップしてください。3~4秒ずつ静止し、ゆっくり離すようにして指圧します。次に、人差し指・中指・薬指の3本の指の腹を使い目の周りをす~っと流します。
注意:擦りすぎ、やりすぎはシワの元になるので要注意。
3.頬とフェイスラインのマッサージ
頬骨をプッシュ下から上にプッシュします。
ポイントイラストのピンクの印の部分に、手根(手の平の根元の骨)をあてて、そのまま上に押し上げます。痛気持ちいいくらいの圧でストップ。そのまま10秒静止します。
最後に、人差し指・中指・薬指の3本の指の腹を使いフェイスラインを引き上げていきます。
ポイントイラストのように、内側から外側に指の腹を使って流していきます。頬から顎まで4ラインほどおこない、それぞれのラインは、こめかみまでいったら終了ポイントです。回数は5~10回です。
最後は手のひら全体で頬を包み、ハンドプレスして仕上げます。
補足
このマッサージはトータル8分のマッサージです。
爪を立てたり、強くこすったりはNGなので気を付けてくださいね。
顔がポカポカ温かくなってくるのを感じるはずです。
また、マッサージをしながら、オイルに顔の皮脂汚れが溶け出します。そのため、マッサージ後は必ず洗顔してください。
オイルを洗い流し、いつものとおり化粧水や美容液で仕上げてくださいね。